意外と知られていないのですが、日本は良質な水晶が採掘される国で、国石が水晶とされているほど水晶と縁深い国。その神秘の力は古来より注目されていて、日本書紀に登場する伝説の女帝・神功皇后の伝説や、甲斐の虎・武田信玄にまつわる話にも水晶が登場します。

ダイヤモンドにはその美しさ故か、幸福だけでなく不幸の伝説も残されています。その代表的なものが《ホープ》です。《フランスの王の青》が名を変えて伝わり、血塗られた伝承を重ねながら人の手に渡ります。この呪いは博物館に寄贈されたことで終止符を打ちました。

ガーネットは持ち主に忠実で、深い愛情を示す宝石です。世界の多くの王朝でその繁栄と栄華が持続された影には宝石の神秘があり、その中でもガーネットは非常に重要な位置を占めていました。ロマノフ王朝やハプスブルク家では王家の権威の象徴とされ、重宝されました。

銀婚式や金婚式は有名ですが、結婚記念日には、周期毎に宝石言葉や伝承にあやかった名前がついたものも多くあります。国や書物などによっても様々ですが、いずれも互いへの感謝と愛、ふたりの絆をより確かなものにするための名。近年ではその名の宝石を贈る習慣もあります。